わたしたちが大切にしていること
青森の豊かな自然の中に広がる「東北牧場」。東北牧場はホテルコンチネンタル府中の直営農場です。約40年間、サラブレッドの堆肥を活用した循環型農業を続けています。農薬や化学肥料を一切使わないこの農法で育まれるのは、野菜だけではありません。小麦、米、果実、山菜、そして野草など、年間を通じて約100種類もの多彩な食材が収穫されています。さらに、平飼いの鶏舎でのびのびと暮らす鶏たちは、無農薬で育てたデントコーンを主食に、ストレスフリーな環境で暮らしています。その鶏が産む「青玉」と「赤玉」は私たちの自慢のブランド卵です。
東北牧場には、昔ながらの製法で作る漬物工場もあり、自社で育てた野菜を使い、保存料や添加物を一切使用していません。
毎週月曜日と木曜日に、東北牧場から新鮮な食材がホテルに直送されます。八甲田連峰を望む雄大な大地で育った食材は、和・洋・中それぞれの専属料理人たちの手によって、四季折々の味わい豊かな料理へと生まれ変わります。春を知らせる香り高いふきのとう、雪の下で美味しさをたっぷり蓄えたニンニク、濃厚な味わいが自慢の天然タラの芽。これらの旬の食材は、その時期にしか味わえない贅沢であり、古くから受け継がれてきた食の喜びを感じさせてくれるものです。私たちは、この特別な“食体験”を通じて、お客様が大切な方々と心あたたまるひとときをお過ごしいただけるよう努めて参ります。
以前、東北牧場から届いた桜の枝をお客様にプレゼントしたところ、その枝から花が咲いたと喜びの声をいただきました。剪定された枝が、私たちにとってもお客様にとっても、思いがけない「温かな価値」として生まれ変わる瞬間でした。
私たちホテルコンチネンタル府中は、大切なお客様に最高の食材と料理、そしてほっとするような朗らかなおもてなしをお届けしたいと考えています。それは、自宅に大切な方を迎え入れるような、自然体でありながら心温まるホスピタリティをご提供したいという想いからです。お客様がまるでリビングの延長のように気軽に訪れ、笑顔あふれるひとときを過ごせる場所であること。それが私たちの目指すホテルのかたちです。